トレインレックはサティバ優勢のハイブリッド大麻で、コショウに似たスパイシーな風味があります。ほとんどのサティバ優勢ハイブリッド品種と同様、トレインレックは気分の改善と陶酔感を伴う強烈な大脳のハイをもたらします。
しかし、トレインレックは他の多くのハイブリッド品種とは違い、インディカ系の効果がかなりはっきりと残っており、快適でじんわり温かい、痛みを和らげるような感覚をもたらします。
適切に栽培されれば、インディカ系のゆったりとしたカウチロックのような感覚を保ちつつ、サティバ由来の脳への刺激ももたらしてくれ、このバランス感のために娯楽目的ユーザーに最も人気のある品種のひとつです。しかし、目や口が乾燥する一般的な副作用に加えて、一部のユーザーはパラノイア、不安、めまいを経験したと報告しています。
トレインレックは、1970年代後半にカリフォルニア州の2人の兄弟によって作られたとされています。タイ産（サティバ）、メキシコ産（サティバ）、アフガニスタン産（インディカ）の3つの他の品種を交配させています。オリジナルのトレインレックは、約90％がサティバ、わずか10％がインディカです。こぼれ話によると、この品種を栽培していた兄弟は、栽培場所の近くで列車事故が発生し、その余波で栽培が見つかる恐れから、期せずして早めの収穫を迫られたそうです。
この品種は、屋内でも屋外でもよく育ちます。植物はかなり背が高くなる傾向がありますが、インディカ遺伝子のおかげでよく茂ります。屋内で水耕栽培した場合、1株で1㎡あたり500gまで生産が見込めます。屋外で栽培した場合は、700gまで収穫が見込めます。花は8〜10週間で開花します。
トレインレックは長年、クローンの形でしか入手できませんでしたが、最近になって複数の地域でこの株の種子を再現できるようになりました。多くの人がこの品種を真似ようとし、時には上手くいったこともありましたが、本物のトレインレックは薄い葉と樹脂がぎっしり詰まった高密度のつぼみを持ちます。つぼみが熟すと強い柑橘系の香りがします。
